WTOの判断

世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会が、中国が一部の
鉱物資源の輸出を制限していることについて、米国や欧州連合、
メキシコがWTO協定違反として訴えていることを認め、
「中国の輸出関税は、同国が加盟議定書で同意した確約内容と
一致しておらず、一部原料に対する中国の輸出割当についても、
WTO規則と矛盾している」と指摘したらしい。

これに対して中国側は、WTOの判断は遺憾とした上で、輸出規制は
資源および環境の保護が目的であると主張しているようである。

ここでいう一部の鉱物資源とは、おそらくレアメタルのことだと思う。
世界中で中国の対応に苦慮していることから、このような訴えが
出たのであろうが、日本では中国の感情に配慮してか、訴えを起こした
国の中に入っていないのである。

今回のWTOの判断により、具体的に輸出制限が解除されることに
なるのか、それとも中国がWTOを脱退することになるのかは
わからないが、それによって日本側で何らかの恩恵を得られるのか、
それとも何もかわらないのか、それすらも不明である。

何にせよ、始めから訴えを起こしていない分、あまり期待はできそうに
ないのであるが、日本の弱腰外交が招いた苦境だということかもしれない。

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