たばこを取り巻く環境は、ここ数年でかなり変わってきた。
自分が子どもの頃などは、男性は大人になったらたばこを吸うのが
当たり前のことであり、どこででもたばこを吸うことができた。
喫煙者優先の社会であったと言えるだろう。
反面、女性の喫煙率は低く、非喫煙者への配慮はほとんどなかった。
それが、今では非喫煙者中心の社会へと変容していっている。
また、少なくなった喫煙者の中で、女性が占める割合が増えてきた。
たばこによる健康被害が、医学の進歩により鮮明にわかるように
なってきたのが大きな理由だろうが、
それ以外にも、ヤニの汚れや臭いを嫌う人たちが増えてきた、
というのもあるだろう。
幼い頃からたばこに慣れ親しんでいて、大人になったら吸うものだ、
吸えるものだ、という意識があった自分たちの世代と、
禁煙中心の社会で、たばこは嫌なもの、健康に害を及ぼすものだ、
という意識が強い今の若者・子どもの世代とでは、
たばこに対する印象もずいぶん違ってきている。
これから、たばこ自体の需要はどんどん縮小していき、
喫煙はごく一部のマニアが嗜むもの、という扱いになっていくだろう。
おそらく、あと10年ぐらいしたら、今よりずっと減っていき、
ほとんどの場所が禁煙に変わっていくだろうし、
喫煙場所ももっとなくなっていくだろう。